SUCCESS STORY

販売活動中に相続が発生した実家の売却 R…

販売活動中に相続が発生した実家の売却 R・Iさん

物件エリア
東京都練馬区
物件タイプ
土地
販売活動中に相続が発生した実家の売却 R・Iさん

売却するまでの背景

医療施設に移られたお母様のご自宅の売却

今回のご依頼は当初、医療施設に移られたお母様のご自宅を売却し、医療・介護費用に当てたいというご要望でした。
ご依頼者様はお母様と離れて生活しているため、なかなか空き家になった実家の管理が難しく、お母様が自宅にもどることもない為、売却を決定されました。

ただ、お母様の相続などの相談も含めて総合的な窓口がわからず、ご紹介で弊社とお取引をすることになりました。

売却時のポイント

「狭い間口」と「15人からの承諾取得」

ポイント1.狭い間口

ご所有の物件は、私道に面する古い分譲宅地内。物件の間口が2.1mと狭く、現況のままでは駐車が困難な状況でした。土地は、いわゆる「旗竿地(路地上敷地)」と呼ばれる地形でした。

現在の分譲地でもこの旗竿地はめずらしくないのですが、間口は車が駐車できるように2.5m以上にすることが通例です。古い分譲地内だと、この間口が2.1mやなかには2.0mと狭いことがしばしば。分譲当時は車が多く普及しておらず、販売されていた車も車幅が広くない為このような分譲が各地で見られます。

今回は、隣接地の土地がちょうど反転型の地形だったため、隣接地と一定幅で道路協定を結ぶことにしました。
ブログに詳しく解説しますが、道路協定を結ぶことで、お互いの土地の間口を広げ、価値を上昇させることができます。道路協定により、間口が狭いという弱みは軽減することに成功しました。

ポイント2. 私道の通行・掘削の承諾

今回面している道路は、位置指定道路の私道でした。(道路の詳細はブログにてご確認下さい。)

面している道路が私道の場合、その所有者全員から『通行掘削の承諾書』を取得しなければなりません。「通行」は文字通り、通行や車・自転車の通車をさします。「掘削」は、たとえば水道工事などで道路のアスファルトをはがし、工事完了後補修することをさします。

あまり日常生活では聞きませんが、この承諾書がないと、もし水道工事が必要になった際にアスファルトをはがすことができません。(私道は個々の所有物の為)

こちらも一軒一軒ご承諾を頂き、取得することに成功しました。

ポイント3. 境界確定のため、隣接地15人からの印鑑取得

今回の取引で、一番苦労したポイントです。通常不動産を売買する際は、境界確定を行いますが、私道が係ると印鑑取得を必要とする人数が大きく増加します。
もちろん測量ですので、土地家屋調査士に依頼をするのですが、私の場合は出来る限り同行して隣接地の方のご理解を得るようにしています。調査士の先生からは、「そこまでする仲介会社はめずらしい」と言われますが、もし境界確定ができないと取引が成立しない場合のほうが多いのです。

取引中にシルバーウィークがあったため、その期間中に隣接地の方々にご挨拶・ご説明に回り、無事全ての方からご承諾を得ることが出来ました。

上記のような段階を踏まえ、土地の価値としては出来る限りの最大化を図ることが出来ました。

お客様の喜びの声

販売期間中に相続発生しましたが、計画通りに売却が出来てよかったです。


まずはお客様の声を転記させて頂きます。

○売却したいと思っていても、どんな方に相談していいのかわからないところ、不安もなくすべてまかせられましたし、とてもスムーズに売却ができ、良かったです。
メールでのやり取りもできるので、書類などのことでわからないところも、すぐに相談できます。

○相続が発生した場合の方で銀行(金融)関係に行かれると思いますが、その時残高証明書をいただいてくるように教えてさしあげるとよろしいと思います。

貴重なご意見を頂きまして、誠にありがとうございます。

今回、販売活動の期間中に「相続」が発生したため、急ぎ相続手続きの手配をしました。お客様のご協力もあり、迅速に終了できた為、取引は問題なく進められました。
ただし、「お母様の所有している不動産の売却」と「相続で取得した不動産の売却」ですと、売却時の税金が大きく変わってきます。仲介会社には、迅速な対応が求められます。
今回は、当社で提携している税理士とともに無事解決することができました。

R・Iさんのように、ご両親の介護や相続でご不安がある方は多いと思います。

相続が発生する前にできることの中には、売主様のご利益につながることも多くあります。
発生してからはもちろんですが、相続発生前にご相談頂ければ、色々な角度からご提案を致します。

ちなみにお客様は、ご売却後の第二の人生のご計画があり、私も引き続き全力でお手伝いさせていただきます。

この度は、誠にありがとうございました。

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