都心から地方都市へのお住替えの実態は?【じゅん&ネネのじゅんさん・マネージャーさんのお住替え編】
こんにちは。売却コンシェルジュ代表 山﨑紘靖です。
今回は成功事例に記載してあります。『愛するってこわい』でデビューしたデュオ・じゅん&ネネのじゅんさんとマネージャーさんのお住み替えで重要視した「都心から地方都市への移住」についてです。
自然豊かな場所へのお住替えや介護移住などで、都心部から地方に移ることを検討されている方も多いかと思います。
しかし、住みなれた土地からゆかりもない地方都市に移ることにご不安を感じられ、なかなか実現できないというお声が多いのも事実です。
実際に、東京の都心部から埼玉県に移住されたじゅんさん・マネージャーさんの例を踏まえながら、都心から地方都市への移住について、経済面・生活面をわかりやすくご紹介致します。
地価が上昇しているのは都心だけ?
まずは、経済面から。
アベノミクスの影響もあり、株価市場は上昇しました。あわせて、都心部の不動産価格も上昇に転じ、地域によってはリーマンショック時の価格と比べて5割から6割は上昇している状況です。
リーマンショック前のプチバブルといわれた時期も同様でしたが、いままでは都心部の地価が上昇すれば時間差で地方も上昇する状況が一般的でした。
しかし、現在の不動産市況は、ミニバブルのときのそれとは異なっています。
『日経新聞』
地方は持ち直しが遅れている。三大都市圏の全用途平均は0.7%上昇して2年連続のプラスだが、地方圏は1.2%下落した。住宅地、商業地とも都市圏はプラス、地方圏はマイナスと明暗が分かれている。
都市圏の住宅地は2年連続で上昇したが、上げ幅は0.4%と前年(0.5%)からやや縮小した。東京などの都心部の住宅地は高い伸びだが、都市近郊は上昇が一服して都市圏の中でも二極化している。昨年4月の消費税増税によって14年の住宅着工が前年比9%減の約89万戸と5年ぶりに前年実績を下回ったことが響いた。建築資材や労務費の上昇で建築コストが上がっていることも住宅投資にはマイナスだ。(引用:日経新聞2015/3/18 )
記事中にもありますが、都市圏の中でも住宅地は二極化をしているのが現状です。
投資面のお話ですと『稼げる土地』と『稼げない土地』の二極化を引き起こしています。
弊社は、東京都世田谷区代田と埼玉県川越市の2店舗で運営しております。世田谷区は地価も上昇し、取引も堅調に行なわれております。一方、川越市の地価は下落に転じ、駅から離れた住宅地においても売買価格が下落を続けています。
つまり、経済の及ばない地域が発生してきています。いくら株価が上昇しても、売買価格に転嫁されていない状況です。
ひとつの大きな要因として、私は『人口減少』が大きく影響していると考えています。
総務省が1日発表した住民基本台帳に基づく人口調査によると、2015年1月1日現在の日本人の総人口は、前年同期より27万1058人少ない1億2616万3576人となった。減少率は0.21%に当たる。総人口が前年割れとなったのは6年連続で、減少数は過去最多。各地域で軒並み人口を減らす中、東京圏は増加しており、一極集中がさらに進んだ。(引用:時事通信)
少子高齢化の影響。東京都と埼玉県で事業を行っていると実感します。
一般的に人口減少は、利便性の高い場所への集中を起こします。アベノミクスが順調に進み、給料がベースアップされていけば、都心部への人口流入もしばらくは続きます。都心部の地価上昇が続けば、いずれ周辺地域への流入も増えます。しかし、人口減少が続いているので流入する地域は限定されます。
もちろん、購入できるのであれば利便性の高い土地を求めることは当然だと思いますし、投資面では人口が集中する都市に資金を投入しなければ安定した経営が望めません。
しかしながら経済面のことだけではなく、生活面のことを考えると視野が変わってきます。
ちょうどいい地方都市が第二の人生に向いている。
(出典:川越市周辺の航空写真)
前述のとおり、住宅地の地価は二極化しています。そして、人口減少により人口が集まる都市は一極集中しています。
注意してみていただきたいのは、この二極化で地価が横ばいもしくは下落している地方都市の都市機能です。例えば埼玉県鶴ヶ島市や坂戸市(川越市の隣)などはもともと都心のベットタウンとして開発されているため、育児や医療・買い物といった生活で困ることはまずありません。
都心からお越しの方には、食の豊かさも魅力かもしれません。車で20分圏内に田園地帯があり、JAの農産物直売所でその日の朝取れた野菜を購入できます。
今回お引越しされたじゅんさん・マネージャーさんは、届けられる新鮮な野菜やお米に大変満足されています。
都会の先進性はないのですが、ほどよく都会でほどよく田舎、私はちょうど良い地方都市と位置づけしています。
都心との価格差がお住替えに大きくプラス!
今回のマネージャーさんのお住替えは、『都心の4LDKから、地方都市の6LDK』でした。土地も倍近く広くなり、建物は築浅の注文建築です。私がみてもしっかり建築されている素敵な戸建でした。
そして、価格は「売却金額の半分以下」です。
周辺には、住宅街が広がり、徒歩10分圏内には駅・コンビニ・スーパー・飲食店など生活面でも住環境が整っています。
もちろん、都心へのアクセスは変わります。都心部のご自宅から新宿まではおよそ10分でしたが、現在は約1時間かかります。つまり、およそ50分前後の違い。ちなみに最寄駅は東武東上線ですが、東京メトロ副都心線・有楽町線が乗り入れております。
とらえかたはひとそれぞれだと思いますが、第二の人生を考えるときに、『ちょうどよい地方都市』も検討してみて下さい。
まとめ & 気になる地域コミュニティー
冒頭に記載しましたが、移住先に親戚や友人がいないことが大きな壁になることがあります。このコミュニティの問題については、何が正解で何が不正解などはなく、ひとそれぞれでしょう。
そこで、ご紹介したいのが、じゅんさんのブログです。お会いするといつもお元気なのですが、この方の行動力はすごいなぁと毎回感銘を受けます。
筍、生まれて初めて掘りました!!!や、越生にドライブ!など、埼玉県をたくさん楽しんでいます。
マネージャーさんにこちらでの生活をお伺いした際は、『120%満足です』とおっしゃって頂きました。
いかがでしたでしょうか。
政府や各自治体が勧めている地方再生。実は住みやすいコミュニティは各地域に多く存在しています。
売主様の理想とされる移住先もきっと見つけられると考えております。
地方都市へのお住替えをご検討の際は、是非ご連絡下さい。
この記事を書いた人
- 山﨑 紘靖
- 過去に200件以上の不動産売却に携わり、 某大手不動産会社で営業成績No,1だった山崎が、 売却の専門家として、あなたの「最高額で売れた」をサポートします。
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