親の介護に伴う実家の売却。他社より好条件で売却できたポイントとは?!
売却するまでの背景
「親のひとり暮らしが心配だ」
高齢の親御さんを持ち、そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。親が高齢になるにつれて、さまざまなリスクが高まってきます。
急病や転倒などで身動きが取れなくなってしまうケースや、認知症を患ってしまうケースなど、考えられるリスクはさまざまです。
今回ご紹介するのは、ひとり暮らしの親御さんを心配し、看護施設への転居とご実家の売却を決意されたH様ご夫婦。
売却に至った経緯やポイントなど、詳しくお話をうかがいましたので、同じような境遇にいらっしゃる方の参考になれば幸いです。
親御さんのひとり暮らしが心配に。元気なうちに実家の売却を検討
ーー今回どのような事情から実家の売却をしようと考えたのでしょうか
H様(ご主人):私の母が亡くなってから父が1人で暮らすようになったのですが、2〜3年が経過した頃、転倒して病院へ担ぎ込まれたことがあったんです。
そのことがきっかけで、「このまま1人で暮らさせるのは不安だな」と思うようになりました。まだ元気なうちに、24時間看護のある施設に入った方が安心だと思ったんです。そして父にそのことを相談し、施設へ転居してもらうことになりました。
空き家になった実家は定期的に手入れをしていたのですが、それもやはり大変なんですよね。父が元気なうちに家を売却した方がいいのではと思い、あらためて父に相談し、賛成してもらいました。
ーー家の売買契約などは難しい話もあると思うのですが、高齢の方でも大丈夫なのでしょうか
山崎:はい。たしかにご高齢の方だと契約の細かい話など、ご理解が難しい場合があります。ですので今回は委任状を作成し、H様(ご主人)を代理人として契約を進めさせていただきました。
もちろん、お父様にも2回ほど足をお運びいただき、法的な手続きや契約などのご説明をさせていただいています。ご家族の協力があれば、問題なくスムーズに話を進めることができますよ。
売却時のポイント
売却コンシェルジュのアドバイスが功を奏してスムーズな売却につながった
H様(奥さま):今回の物件は、もともと家を残したまま売る「中古物件」として相談していたんですね。でも山崎さんが家をそのまま売るのではなく、「家は無いものとして土地として売る」という方針を提案してくださって、その判断が結果的にとても良かったんです。
ーーなぜ土地として売ることを提案したのでしょうか
山崎:私も最初はすごく悩みました。H様の物件は、修繕すれば利用できる建物ではあったのですが、築年数が経っていたので建物の評価・査定額としては金額が付けづらいものでした。
今は住宅ローン減税や、固定資産税の制度があるので、そこも考慮すべきだと思ったんです。例えば固定資産税ですと、新築を建てた場合3年間は固定資産税が半額になる制度があります。物件のある場所が新築ニーズの高い土地柄であることなども踏まえ、土地として販売し、購入者の方には新築を建てていただく形で提案した方がいいのかなと思いました。
ーーでも更地にするとなると、追加で費用がかかりますよね
山崎:今回は建物付きで販売し、購入された方に解体していただく形をとりました。もちろん解体費用については、購入された方との間である程度の価格交渉をすることが前提です。
H様(奥さま):解体費用についても本来、うちで持つかあちらで持つかという話し合いになるんですが、山崎さんにはその交渉までしていただきとても助かりました。結果的に、解体費用は購入された方で持っていただけることになったんですよ。
売却コンシェルジュの査定が他社と比べて高かったのは「土地柄を理解していたから」
ーーちなみに今回の物件は、他の不動産にも相談されたのでしょうか
H様(奥さま):もう1つ別の不動産会社にお伺いし相談していたのと、自宅に届いたチラシからFAXで依頼できる簡易査定もお願いしていました。結果的に売却コンシェルジュさんで出してもらった査定は、他社のものよりも200万円ほど高かったんです。
ーー200万円は大きいですね。査定で差がついたのはなぜなのでしょうか
山崎:「土地柄をわかっているかどうか」が大きかったと思います。一見同じようなエリアに見えても、地名が変わるだけで人気の度合いが変わるんですね。その地域の内情や価値をわかっていると「このくらい高くても売れるだろう」と予測がつきます。
あと他社さんの査定が低かった理由としては、そのエリアの成約事例が極端に少なかったこともあると思います。事例が無い場合だと、不動産会社側も思い切った査定はしづらいですよね。
弊社の場合、その地域事情に基づいた査定をしています。H様のケースのときも、私は他社さんの査定額を聞いておりませんし、決して他社さんが出した金額より高く見積もろうとして出した査定では無いんですよ。
お客様の喜びの声
売却コンシェルジュの魅力は、誠実な人柄と親身な対応、そして勤勉さ。
ーー査定以外の部分で、売却コンシェルジュに依頼しようと決めたポイントはありましたか
H様(奥さま):家の売却だけでなく、その他のわからないことに対する質問にも親身になってアドバイスをいただけたことですね。資産分配や生前贈与など、家を売るとなると周辺のことも同時に考えなくてはいけません。山崎さんは最新の税制にも精通されていて、とても安心してお任せできました。
山崎:不動産譲渡の税金の場合、特例の制度が適用されるかどうかで額面が20%ほど変わってきます。仮に1,000万円の物件だと200万円の差が出るので、「知らなかった」では済まされません。常に最新の税制がどうなっているか、税理士さんへ積極的に話を聞きに行くなどして情報のキャッチアップに努めています。
H様(ご主人):あとこんなこともありました。うちには妹がいて、その妹は実家に対してかなり思い入れがあったようなんですね。いよいよ売却の大詰めというときに、「実家の売却に納得できない」と言い始めたんです。
ーーそれは大変な問題ですね…。
H様(ご主人):妹は山崎さんに夜の9時過ぎに電話をして、色々と質問をぶつけたそうです。でも山崎さんはそこで1時間以上色々な質問に答えてくださり、最後には妹も家の売却に納得してくれて事なきを得ました。
山崎:妹さまは、やはり「家を売りたくない」という思いが1番にあり、加えて税金などについて疑問を感じられているようでした。ですのでH様ご夫婦にもご説明していた内容をあらためてお伝えし、その上で1番大切なのはご本人(お父さま)がどうしたいのかではないでしょうか、というようなことをお伝えさせていただきました。
今回のケースは、高齢化が進む日本社会の中でどんどん増えてくる事例だと思うんですね。
各種保険料の引き上げなど、介護世帯の負担増が見込まれるなかで、不動産を売却するのは1つの有効な手段です。
使わなくなった不動産を売却して介護資金にあてることができれば、親御さんの介護にともなう不安を少しは解消できるのかなと思っています。
編集後記
今回ご紹介したのは、ひとり暮らしの親御さんを心配してご実家を売却された、H様ご夫婦のケースでした。
私自身も高齢の両親がいるため、「介護や家の問題は他人ごとではない」そう感じながらお話をうかがっていました。実際に対応が必要になったときのことを想像すると、正直何から手をつけて良いのかよくわかりません。
いざというとき慌てなくても良いように、
・親が健康なうちから話を進めておくこと
・なんでも相談できる専門家を見つけておくこと
の大切さを感じました。
山崎さんがおっしゃっていたように、今回のような親の介護問題と、それにともない家の売却が必要になるケースは今後増えてくると思います。
お金の心配をしながら親の介護をするのはかなり大変なこと。売却コンシェルジュであれば親身に相談に乗ってくれますし、きっとベストな解決方法を提案してくれるはずです。
相談は無料ですので、ぜひ1度問い合わせてみてくださいね。
《取材・文・撮影=長濱裕作》
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